--- 後編 ---
Far-UVC(遠紫外線)の今後の展開
そしてブレナー氏は、この三つの観点にて今後の展開を語っています。
・シュミレーション
現実的な部屋でのCFDシュミレーション。UVの照射軌道や飛沫、Far-UVCによる不活化のデータと兼ね合わせたシュミレーション。セントアンドリュース大学で行っています。
・デモストレーション プロジェクト
リーズ大学との共同の実証プロジェクト。実際に小さな部屋に微生物や空中浮遊微生物を入れ不活化の効果を測定してく。
タコベル(ファーストフードチェーン)での現実の場所でのデモストレーション。ランプオフの状態とランプオンの状態を実際の環境でどううなるかを検証するプロジェクト。
・現実世界での導入(事例)
グリーンウィッチ ヴィレッジ カフェバー、シアトルスペースニードル(エレベータ)、マイアミドルフィンズトレーニングルーム、ほか、日本でも導入が進んでいる。(現在の規制値内で運用)
* アメリカの導入例はHealthe製などと思われます。国内は全てウシオ電機 Care222
どこでFar-UVCが導入できるか。
レストランや病院、バス、電車、飛行機、駅、オフィス、学校。。。人が近くにいる屋内。これらの空間では効果が期待できます。
そして、最後にブレナー氏は、ワクチンは一つのウイルスしか効果がない、変異したらまたそれのワクチンを接種しないといけないかもしれない、しかし、Far-UVCであれば、これ一つですべてのウイルスに対抗できる。インフルエンザ、はしか、結核。。。そしてまた来るかもしれないパンデミックにたいしても。。。という内容で締めています。
Covid-19 のパンデミックにより世界中の人々の健康の危険が迫る中、ワクチンの開発・導入、また新薬の研究も進んでいます。しかし、これだけでは、失われた日常は取り戻せません。コロンビア大学やセントアンドリュース大学、リーズ大学。日本では神戸大学や広島大学などの研究者たち、また、ウシオ電機を始めとする企業各社の技術者によって開発、検証しているFar-UVC(222nm)が、世界中に普及することが、この失われた時を戻すと私は信じています。(個人的な意見です)
* Googleの日本語字幕や原文(英語)を比較しながら解説していますが、一部ブレナー氏の意図と違う表現になっている所があるかもしれませんが、ご了承ください。