【David J Brenner webinar】 Filtered 222nm Far-UVC Saftye & Efficacy (前編)(フィルター付き222nm紫外線の安全性と有効性)

University of St Andrews セントアンドリュース大学のユーチューブチャンネルにて、David J Brennerさんが、Far-UVCライトの安全性と有効性に関してのウェブ講義を公開しました。

まず、この講義でのFar-UVCとは200-222nm付近、つまりフィルター付き222nm紫外線ランプを前提にしているようです。

Far-UVCの安全性

1.生物物理学として

2.国際安全規制の枠組み

3.安全性を証明した多くの研究(コロンビア大学など)

この3点に関して解説しています。

ACGIH(アメリカ合衆国産業衛生専門官会議)のUVCにおける規制の緩和に関しても言及しています。また、このくだりでフィルター付きと無しの高出力の暴露による影響に関しても論文を示して言及しており、フィルター付きの安全性に関して強調しています。

コロンビア大学でのマウスでの実験に関してです。この実験に使用しているのはウシオのモジュール(フィルター付き222nm)であることが確認されています。

100匹のマウスを使って強度、暴露時間を変えて60週(1年強)にかけて実験し、マウスの健康被害が全くないことを強調しています。現在、すべての実験データを見直ししているところのようです。

人とマウスの違いについても言及しています。角質層(皮膚)に関してはマウスの3倍、目(涙層)も人とマウスは同じくらいあり、この試験が有効であることを強調しています。

皮膚の常在菌に関しても触れていました。常在菌は角質深くに存在するため全ての菌を殺すことはないとの見解のようです。

--- 後編につづく ---

* Googleの日本語字幕や原文(英語)を比較しながら解説していますが、一部ブレナー氏の意図と違う表現になっている所があるかもしれませんが、ご了承ください。

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