<情報提供:AMGブログ>
リーズ大学、コロンビア大学、ダンディー大学、セントアンドリュース大学の錚々たるメンバーによる実際の空間を模した部屋での222nm紫外線による不活化実証実験が行われた。
5つのFar-UVCランプがリーズ大学の部屋サイズのバイオエアロゾルチャンバーの天井に固定され、ランプは五の目型のパターンで配置され(図1)、放射は床に向けられていました。研究は、5つのランプすべてをオンにするか、中央のランプのみをオンにして実施しました。機械的に換気された32m 3のチャンバーは、1時間あたり3回の空気交換(ACH)の換気率で操作され、エアロゾル化された黄色ブドウ球菌の連続放出が部屋に導入されました。60分間の安定化期間の後、50分間にわたって10個の空気サンプルが採取されました。次に、1つ(中央のFar-UVCランプ)または5つのFar-UVC光源のいずれかをオンにし、サンプリングをさらに50分間続けました。
High :415mJcm − 2(ピーク) 78mJcm − 2 (平均) 5個の場合
Middle:26.5mJcm − 2(ピーク) 4.1mJcm − 2 (平均)
*太字は 8時間露光値 222nmの露光限界である23mJcm – 2を超えています。
この結果を見てもTLV改訂後に可能になる高出力での結果はもちろん現行規格内での中出力でもかなりの好成績であることがわかりました。また中出力では8時間のピーク被ばく線量は現在の被ばく限界よりわずかに高いですが、平均8時間被ばく線量は5分の1程度(4.1mJcm − 2 )である事に注目です。
この結果は現行規格内でも十分感染予防につながる事を証明しています。今後の新型コロナウイルスの感染対策につながっていく事を期待しています。